■ 結論
先日、久しぶりに利用上限に達しました。原因はOpus 5でディープリサーチを4本回したこと。Opus 5は一段賢いぶん1回あたりが重く、そこにいちばん重い「ディープリサーチ」が乗ると一気に上限へ届きます。だから使い分けを見直しました——深く考える仕事だけOpus、情報を集める・手を動かす仕事はSonnet。これだけで上限当たりはほぼ消えます。
※この回もTeamプラン以上(プレミアム利用者)が前提です。上限の余裕はプランで変わるので、Proなど上限が厳しい方は、はじめからSonnetの比率を高めに調整してください。
■ 何が起きたか:Opus 5×ディープリサーチ4本で上限
Opus 4.8を基本にしていた頃は、正直めったに上限に当たりませんでした(第7回でそう書きました)。ところがOpus 5が使えるようになって、その日にディープリサーチを4本回したら、久しぶりに上限に達しました。犯人を一つに絞るなら、Opusのバージョン差そのものより「Opus 5でディープリサーチを4本」という組み合わせです。新しい上位モデルは中で考える量が増えるぶん1回あたりが重く、そこに一番重い作業が重なった、というわけです。
■ なぜディープリサーチはそんなに重いのか
ディープリサーチは、ふつうのチャット1往復とはケタが違います。AIが自律的に「何十回も検索して、いくつものページを読み込んで、それを長いレポートに統合する」という重い一連の作業を、裏でまとめて回すからです。つまり1本走らせるだけで通常チャットの何十回分にもなる。これをOpus 5で4本なら、普段当たらない人でも上限に届いて当然です。
■ 「集めるだけ」ならSonnetで十分——質が変わるのは”最後の考察”だけ
ここが今回いちばん伝えたいところです。リサーチといっても、「最新の現状を正確に引っ張ってくる」だけなら、Sonnetで十分こなせます。何十件もソースを当たって拾ってくる”幅・網羅性”はSonnetでも落ちません。差が出るのは、集めた材料を「どこまで深く読み解いて鋭い示唆に統合するか」という最後の考察部分だけ。だから、事実を集める調査はSonnetに任せ、その結果を戦略にどう効かせるかを深掘りする統合だけをOpusにする、と分ければ、質を保ったまま消費を大きく減らせます。
■ 応用:スキルも同じ——「作る」はOpus、「回す」はSonnet
これはスキルにもそのまま当てはまります。新しいスキルを設計する・中身を考える・作り込むときは、頭を使う工程なのでOpus。いったん出来上がったスキルを毎回ただ回す(実行する)だけなら、手順が決まっているのでSonnetで十分です。「考えて作るのはOpus、出来たものを回すのはSonnet」——モデルの使い分けと、まったく同じ発想です。
■ 使い分けの結論と、消費の確かめ方
覚えることは一つです。「頭を使って考えるところだけOpus、手を動かすところはSonnet」。戦略を練る・込み入った判断・深い壁打ち・新しいスキルづくりはOpus。請求書作成・仕訳・Excel処理・文章ドラフト・情報収集・出来たスキルを回す作業は、質が変わらないのでSonnet。なお自分の消費が気になったら、設定→使用状況(Settings→Usage)で、上限に対する使用量と次のリセット時刻が確認できます(どのチャットが何トークン、までの明細は出ません)。
■ まとめ
・Opus 4.8では滅多に当たらなかったが、Opus 5でディープリサーチ4本を回して久しぶりに上限に達した
・Opus 5は一段賢いぶん1回あたりが重い。そこに一番重い「ディープリサーチ」が乗ると一気に上限へ
・ディープリサーチは何十回もの検索・読込・長文統合をまとめて回すので、通常チャットの何十回分に相当する
・「最新情報を集めるだけ」ならSonnetで十分。幅・網羅性は落ちず、差が出るのは最後の”考察の深さ”だけ
・スキルも同じで、新しく作る・設計するのはOpus、出来たスキルを回すだけならSonnet
・結論は「考えるはOpus、集める・手を動かすはSonnet」。消費は設定→使用状況で確認できる
「Opus 5は重い。考えるところだけOpusに、集める・手を動かすはSonnetに」。モデルが新しくなったら、使い分けも一度アップデートしておきましょう。
