結論:社内の引き継ぎ・レクチャーの場では、担当者が画面共有しながらいくつもの資料(社内システムの画面、Excelの管理表、過去の資料など)を見せて説明することがよくあります。その様子をいつも通り議事録用に録画しておけば、話した内容だけでなく、画面に映った資料もぜんぶ録画の中に残っています。この録画をローカルのフォルダに保存し、Claudeにそのフォルダを読ませれば、映っていた資料の要点を1枚ずつスライドにまとめ、引き継ぎ用のパワーポイントとして作り直せます。ポイントは「チャットに添付する」のではなく「ローカルフォルダを丸ごと読ませる」こと。これで長時間・大容量の録画でも、添付の容量制限を気にせず扱えます。
■ 実際にあった話
社内の引き継ぎミーティングで、担当者が画面共有をしながら、いくつもの社内資料(管理用のExcel、過去の議事録、社内ツールの画面など)を順番に見せて説明していく、という進め方をしていました。その場では口頭説明が中心で、まとまった資料は作られていません。ただ、会議はいつも通り議事録用に録画していたので、その録画の中に、画面共有で見せた資料がそのまま残っていました。この録画をClaudeに渡したところ、画面に映った資料を1枚ずつ判別して、要点を書き起こし、パワーポイントとして再構成することができました。
■ なぜ便利か:ファイルサイズの制約が外れる
会議の録画は、長さによっては数百MBになります。チャットにファイルを添付する形だと、多くのツールに10MB前後の上限があり、そもそもアップロードできません。ここで効くのが「ローカルフォルダを接続して、そこに置いたファイルを直接読ませる」やり方です(第22回の巨大Excelの話と同じ発想です)。録画データをパソコンのフォルダに置いたままにしておけば、Claudeはそのフォルダに直接アクセスして読みに行けるので、何百MBあっても問題になりません。「参照する」ことにサイズの壁がなくなる、というのがこの技の一番のうまみです。
■ やり方はシンプル
特別な準備はいりません。①社内の引き継ぎ・説明会議を、いつも通り議事録用に録画する。②録画ファイルをパソコンのフォルダ(Desktopやダウンロードなど)に置く。③そのフォルダをClaudeに接続して、「この録画で画面共有していた資料の要点を、1枚ずつスライドにまとめて」とお願いするだけです。あとはClaude側で、映像から静止画を切り出し、同じ資料が続く部分は1枚にまとめ、文字を読み取って資料化してくれます。バラバラに口頭説明されただけの内容が、あとから見返せる1本のマニュアルになります。
■ 注意:あくまで「自社内の会議・自社の資料」の範囲で
この技は、自分たちの社内会議で、自社の資料を画面共有しながら説明している場面が前提です。他社の資料や、社外の第三者が作った著作物が映っている録画をそのまま複製・再構成するのは、著作権の観点で別の問題になり得るので避けるべきです。あくまで「自社の引き継ぎ・ナレッジ整理」の範囲で使うのが安全です。
■ まとめ
・社内の引き継ぎ・説明会議の録画には、口頭説明だけでなく画面共有した資料もそのまま映っている
・録画をローカルフォルダに置き、Claudeにそのフォルダを直接読ませれば、添付の容量制限に縛られない
・やることは「①社内会議を録画→②ローカル保存→③フォルダ接続してお願い」の3手だけ
・映像から静止画を抜き出し・重複を除き・文字を書き起こして1本のマニュアル資料にしてもらえる
・前提は「自社内の会議・自社の資料」。他社資料や第三者の著作物には使わない
口頭だけで終わった引き継ぎも、録画してローカルに置いておけば、あとから1本のマニュアルに育てられます。
