■ 結論:話が長くなったり、論点が2つに割れたら、引き継ぎプロンプトを作って新しいチャットで仕切り直す

1つのチャットをずっと使い続けると、だんだん動作が重くなったり、Claudeの調子が落ちてきたりします。そんなときは、それまでの内容を「引き継ぎプロンプト」にまとめて、新しいチャットで続きを始めるのが有効です。

 

■ なぜ長いチャットは重くなるのか

Claudeは、そのチャットでの会話を最初からぜんぶ覚えながら返事をしています。この「覚えている文脈」のことをコンテキストと呼び、その分量はトークンという単位で数えられます。会話が長くなるほどトークンをたくさん使うので、応答が遅くなったり、上限に近づいて続けにくくなったりします。長電話で要点がぼやけてくるのと同じイメージです。

 

■ 「分けたほうがいい」2つのサイン

ひとつは、1つの話題が長く深く続いてきたとき。やり取りが何十往復にもなってきたら、区切りのいいところで新しいチャットに移します。

もうひとつは、1つのチャットの中で別々の論点が2つ以上出てきたとき。たとえば「申告作業を進める話」と「電子申告IDを取得する話」が同時に走り出したような場合です。別々の話を1つのチャットで混ぜると、どちらも追いにくくなります。論点ごとにチャットを分けると、それぞれが軽く・すっきり進みます。

 

■ 引き継ぎプロンプトとは

引き継ぎプロンプトとは、「いまの状況・決まったこと・次にやりたいこと」を短くまとめた“申し送りメモ”です。これを新しいチャットのいちばん最初に貼ると、Claudeがそこまでの経緯を引き継いで、続きからスムーズに動けます。ゼロから説明し直す必要がありません。

 

■ 作り方は「作って」と頼むだけ

難しく考える必要はありません。いまのチャットでClaudeに「この内容で引き継ぎプロンプトを作って」と頼めば、要点をまとめてくれます。コツは、末尾を「次に何をやればいい?」のように“問いかけ”で締めてもらうこと。そうすると、新しいチャットに貼った瞬間にClaudeが次の一手を提案してくれて、すぐ動き出せます。

 

■ まとめ

・Claudeは会話の文脈(コンテキスト=トークン)を全部覚えるので、長いチャットほど重くなる
・「話が長くなってきた」「1つのチャットに論点が2つ出てきた」が、分けるサイン
・引き継ぎプロンプト=状況・決定事項・次の作業をまとめた申し送りメモ
・Claudeに「引き継ぎプロンプト作って」と頼み、末尾を「次に何やる?」で締めてもらう
・新しいチャットの冒頭に貼れば、経緯を引き継いで続きから始められる

「長くなったら、まとめて、引っ越す」。これだけで、Claudeは常に軽く・賢いまま使い続けられます。