■ 結論:

Claudeに作らせたアーティファクト(開いてそのまま見られるページ、詳細が分からない方はそのまま何とクロードに聞いてみてください)は、あとから別のチャットで更新しようとすると「読めません」で止まることがあります。 直す方法はありますが、環境の通信設定を触るという、かなりエンジニア寄りの作業になります。そこまでやりたくないなら、中身をHTMLファイルにして手元のフォルダに置き、毎回そこを更新していけばいい。 手元にあるファイルは、こちらの都合だけで開けます。見られなくなることが絶対にない、というのが一番の利点です。

 

■ 何が起きるか

新しく作るときは、何も問題ありません。作ってほしいと頼めば作られ、その場で開けます。

止まるのは、すでに作ってあるページを、別の日・別のチャットで直そうとしたときです。「このページを読めないので、何も公開していません」と返ってきます。

こちらの画面にはページがちゃんと表示されているのに、AIからは触れない。この状態はかなり戸惑います。ただ、壊れたわけでも消えたわけでもありません。「読めないので何もしていない」と止まっているだけで、中身は無事です。ここは安心してよいところです。

 

■ 直す方法はあるが、話が大きくなる

設定を開くと、通信の選択肢は「制限なし」か「限定」かの二択でした。この1か所だけ通す、という選び方は用意されていません。

「制限なし」にすれば通ります。ただしそれは、AIが読んだ中身の出口を全部開けるということです。業務でAIを使っていれば、相応の情報に触れる状態になっているはずです。出口を絞ってあることが安全弁として効いています。ページ1枚を直すために、その弁を外すかどうか。私はやめました。

そもそも、この判断をするために設定画面を開いて選択肢の意味を調べる、という時点で普通の業務の範囲を超えています。ここで止まってしまう人のほうが多いはずです。

 

■ だから、手元のHTMLを更新していく

やり方は単純です。フォルダを1つ作って、そこにHTMLファイルを置く。中身を直すときは、必ずこのファイルを直す。

こうすると、何が起きても記録が止まりません。設定の話も、読める読めないの話も関係なくなります。手元のファイルは、いつでも開けて、いつでも直せて、消えない限り必ず見られるからです。表示用にページとして出したくなったら、そのときに出せばいい。出せない日は、ファイルだけ直して終わりでかまいません。

誤解のないように書いておくと、これはアーティファクトを捨てる話ではありません。開くたびにデータを取り直す、外出先のスマホで開く、人に見せる。これはページにしかできません。直す場所と、見せる場所を分けただけです。

 

■ もうひとつの方法——強制的に上書きする

読めなくても、手元のファイルで強制的に上書きしてしまうやり方もあります。これを使えば、設定を触らずにページを更新し続けられます。

ただしこれは、向こう側にある新しい版を捨てる操作です。手元が常に最新だと言い切れるなら問題は起きませんが、そうでなければ間の更新が消えます。賛否の分かれるやり方なので、アーティファクトを常に更新したい方は、ご自身でリスクを検討したうえでお使いください。私も検討したうえで、手元が正本だと言い切れるページに限って一部使っています。

 

■ 手元に置くなら、バージョンを画面に書く

ひとつだけ注意があります。手元のファイルと表示用のページ、どちらが新しいのか分からなくなることです。古いほうで上書きすれば、間の更新が消えます。

対策は単純で、画面にバージョンと更新日を書いておく。v260828-1 のように日付+その日の連番にすれば、開いた瞬間に新旧が分かります。直したら番号を上げる。これだけです。

 

■ 書くときの小さな注意

ページとして出すことを前提にHTMLを作るなら、<!doctype html> や <html> <head> <body> は書きません。公開するときに外側が自動で付くので、二重になってしまいます。タイトルから中身だけを書く。ここだけ覚えておけば大丈夫です。

 

■ まとめ

・新しく作るのは問題ない。止まるのは、あとから別のチャットで更新しようとしたとき
・「読めないので何もしていません」と止まるだけで、中身は壊れない
・直すには通信設定を触ることになり、選択肢も「制限なし」しかないなら、話が大きくなりすぎる
・中身はHTMLにして手元のフォルダに置き、毎回そこを更新する。手元にあれば見られなくなることはない
・強制的に上書きする方法もあるが、向こうの新しい版を捨てる操作。賛否が分かれるので、リスクを検討したうえで使う
・表示用のページは捨てなくてよい。直す場所と見せる場所を分けるだけ
・手元に置くなら、画面にバージョンと更新日を書いて新旧が分かるようにする

直すのは手元、見せるのはページ。