Claude(クロード)が一強だった「Cowork」のようなエージェント機能が、いよいよChatGPTにも出てきました。今後おそらくGeminiも追随してくるはずで、各社の機能はこうして横並びに揃っていきます。そこまで深く使い込まない方は、まずはどれか一つを腰を据えて極めるのが得策。もちろん一本足に頼りきると、止まったときに仕事が回らなくなるので、リスクヘッジの意味で他社も一応押さえておく——そのくらいのスタンスがちょうどいいと思います。「いよいよ来たな」という一週間でした。
<ニュース概要>
今週のOpenAIは、”チャットする道具”から”仕事を任せる同僚”への転換を印象づける3本立てでした。目玉は業務代行エージェント「ChatGPT Work」。あわせて、割り込みながら自然に話せる新音声「GPT-Live」、そして基盤モデル「GPT-5.6」の正式公開も揃いました。
1.【注目】OpenAI、ChatGPT Workを発表〜チャットからエージェントの時代へ
OpenAIが、実務をまるごと任せるためのエージェント「ChatGPT Work」を発表しました(7/9提供開始、Pro/Enterprise/Edu先行)。ポイントは役割分担で、相談やブレストは従来の「Chat」、調査・分析から複数工程をこなして成果物まで仕上げるのが「Work」、コードや技術作業は「Codex」——と、”新人3人に仕事を振り分ける”イメージで整理されました。Slack・Teams・Google Drive・CRMとのプラグイン連携、離席中も動くスケジュール済みタスク、作業内容をWebアプリ化する機能、内蔵ブラウザによる操作代行まで備えます。Claudeの「Cowork」が先行して切り拓いた”AIが管理業務を代行する”領域に、いよいよChatGPTが正面から乗り込んできた格好です。
出典:OpenAI・2026/7/9
https://openai.com/ja-JP/index/chatgpt-for-your-most-ambitious-work/
2. 新型音声モデル「GPT-Live」〜割り込み可能なリアルタイム会話
OpenAIは、聞きながら同時に話せる全二重(フルデュプレックス)の新音声モデル「GPT-Live」も発表しました。相手が話している最中でも割り込めて、「うんうん」と相づちを打ちながら会話が続く——従来の”話し終わるまで待つ”やり取りから、人間同士に近い自然な対話へ進化しています。裏では別モデル(GPT-5.5)が検索や推論を担い、会話のテンポを崩さずに答えを返す設計。無料ユーザーはmini版、有料は上位版が使え、スマホ・Web・車(CarPlay)まで幅広く提供されます。音声はエージェント時代の主要インターフェースになる、という位置づけが鮮明になった発表でした。
出典:The Verge・2026/7/8
https://www.theverge.com/ai-artificial-intelligence/962856/chatgpt-upgraded-voice-mode-gpt-live
3. GPT-5.6を公開〜Sol/Terra/Lunaの3モデル体系へ
基盤モデル「GPT-5.6」が正式公開されました(先週プレビュー、今回が本公開)。特徴は新しい命名体系で、最上位で高難度タスク向けの「Sol」、日常業務にバランスよく使える「Terra」、軽量・低コストで大量処理に向く「Luna」の3段構え。用途と予算に応じて選べる形になりました。全モデルが約105万トークンの長大なコンテキストに対応し、デザイン判断や複数工程の推進力も向上。生成後に自ら結果を点検して手直しする挙動も入っています。上のChatGPT WorkもこのGPT-5.6で駆動しており、”賢く・安く・安全に”を一段進めた土台と言えます。
出典:The Verge・2026/7/9
https://www.theverge.com/ai-artificial-intelligence/963464/openai-gpt-5-6-codex-chatgpt-work
