<ニュース概要>
米国の会計・監査ソフト会社Trullionが2026年10月23日、「監査を受ける会社の側が、自社の監査人に聞くべき質問」を監査の段階ごとにまとめた記事を公開しました。聞き手として想定しているのは、会社の経理責任者・CFO・監査役会です。
その中に、監査人のAIの使い方を確かめる質問が4つあります。狙いは大きく2つに分かれます。
1つ目の狙いは、AIを使っても監査の中身と責任があいまいになっていないかを確かめることです。
①私たちの監査のどこでAIや自動化を使っていて、何がいまも人の手によるのか。
②AIが支援した結論を、元の資料と、その根拠の基準までたどれるか。
③監査法人の中で、AIが作ったものを誰がレビューし、誰が最終的に承認するのか。
2つ目の狙いは、自社のデータが安全に扱われているかを確かめることです。
④私たちのデータはどこに保存され、誰がアクセスでき、AIの学習に使われるのか。
記事は、②を「AIが監査に耐えるかの実務的な試金石」と呼び、③はレビューする人の名前が挙がり、監査意見の責任は監査責任者が持ち続けると確認できるのが良い答え、④は外部の委託先や保存期間も含めて書面で回答をもらうこと、としています。そのまま使える内容なので、参考までにご紹介します。
<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
これまで監査法人とのやり取りは「監査人が会社に質問する」一方向が中心でしたが、AIが入ると、会社の側からも「どこでAIを使い、誰が確かめたのか」を確認する場面が増えていきます。そして同じ質問は、いずれ経理がAIで作った仕訳や資料について、監査人から会社側にも返ってきます。
【今日からの5分トライ】
この4つの質問を、自社の経理に置き換えて読んでみてください。「うちの経理はどこでAIを使い、何を人がやり、誰が承認しているか」に、いま答えられるかどうかを1行ずつメモするだけで十分です。答えに詰まったところが、次の監査で聞かれる場所です。
<出典>
出典:Trullion Blog・2026年10月23日
Questions to Ask Your Auditor: A Practical List for Every Phase of the Audit
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