■ 結論:毎週・毎月くり返す定例作業は、そのチャット(やプロジェクト)を画面の左側にピン留めしておく。ピン留めした一つひとつが「その作業専用のエージェント(分身)」になり、上から見返して片付けるだけの状態になります

「AIをうまく使えてなくて」という声をよく聞きます。でも、使いこなしている人が特別なことをしているわけではありません。くり返す仕事をピン留めして、一つずつ“担当者”に変えているだけ。仕事のほとんどをAIに任せている人と、いまだに手作業の人。その分かれ目は、最初の一歩「定例作業をピン留めしたか」にあります。

 

■ ピン留めとは

Claudeの画面の左側には、よく使うチャットやプロジェクトを「ピン留め(固定表示)」しておける場所があります。ピン留めしておくと、毎回さがさなくても、いつも同じ場所からワンクリックで開けます。ブラウザのお気に入りバーのようなイメージです。

 

■ なぜ「定例作業」と相性がいいのか

仕事には、毎週の定例ミーティング、毎月の締め作業のように「くり返し発生するタスク」がたくさんあります。こうした作業ごとにチャットを1本ピン留めしておくと、そのチャットにはこれまでのやり取り・前提・進め方が全部たまっていきます。次に同じ作業が来たら、そのチャットを開いて「今回のぶんお願い」と言うだけ。毎回ゼロから説明しなくても、Claudeが過去の文脈を踏まえて動いてくれます。これが「その作業専用のエージェント(分身)」になる、という意味です。

 

■ 使い方:プロジェクト+フォルダとセットにする

おすすめは、プロジェクト機能とセットで使うことです。案件ごとにプロジェクトを作り、関連ファイルをそのフォルダにまとめておきます。そのうえでプロジェクトをピン留めしておけば、「今日はこの案件をやりたい」と思ったときに左側から選ぶだけ。フォルダの中身をClaudeがまとめて読み込んで、続きから動いてくれます。定例のチャットも、案件のプロジェクトも、どちらも左側に並べておくのがコツです。

 

■ 終わったら外す:「溜まって減る」を回す

毎日の使い方はシンプルです。朝、ピン留めした一覧を上から見返して、「今日はこれをやろう」と決める。あとはClaudeに調べもの・下書きを任せて、自分は最終判断など“自分でしかできない部分”だけをやる。片付いたタスクはピンを外す。これを続けると、ピン留めが溜まっては減り、溜まっては減り……と回り出し、毎日の作業が自然に片付いていきます。慣れると「ほぼAIにお任せ」の状態に近づきます。

 

■ まとめ

・くり返す定例作業は、チャットやプロジェクトを左側にピン留めしておく
・ピン留めしたチャットには文脈がたまり、その作業専用のエージェント(分身)になる
・案件はプロジェクト+フォルダにまとめ、プロジェクトごとピン留めすると呼び出しが速い
・朝に上から見返して着手→Claudeに任せる→終わったらピンを外す
・「溜まって減る」を回すと、定例作業がどんどん片付く

「ピン留めした数だけ、分身が増える」。まずは毎週くり返す作業を1つ、ピン留めするところから始めてみてください。

ISAOの管理部門のAI導入事例

AIは、こうした小さな「動かない」でつまずきます。ISAOは、その先——実際の業務に
AIを乗せて回すところまでを、お客様の管理部門と一緒に進めています。

月次決算の工数を50%以上削減|東証グロース上場企業A社

少人数の経理財務部門で、決算業務を1本ずつAI化。外注に頼らず社内で決算を完結
できる体制をつくりました。(Claude Cowork/Microsoft 365 Copilot)

詳細はこちら

全社でAIを使わない日がない状態へ|医薬品・上場準備企業

ツールを配って終わりにせず、顧問として伴走。安全に使える環境の整備から
リテラシー向上まで。G検定の合格率は100%。

詳細はこちら

収益認識の判定をAIエージェント化|創薬支援CRO

月100件を超える契約の収益認識判定を、監査証跡を保ったままAIがドラフト。
ドラフト・レビュー工数を75%以上削減しました。

詳細はこちら

「AI管理部長」を数年かけて共同研究|東証上場のIT企業

管理部門の業務をAIが担う仕組みを研究。汎用LLMで足りる部分と、自社で作り込む
べき部分の線引きを実務で検証しています。

詳細はこちら