首都高の事例は、5段階の活用レベルのうち、まずレベル3の日常業務活用まで全社を引き上げる取り組みとして、とても参考になります。まだ生成AIをほとんど使えていない会社は、まずNotebookLMでここを目指すのがよいと思います。一方、最先端ではレベル5の業務自動化まで実現できるようになっています。そこまで狙うなら、NotebookLMだけでなく、Claude CoworkやGPT Workを使った方がよいでしょう。
<ニュース概要>
首都高速道路では、Geminiを月100回以上使う従業員が1年間で22人から224人へ増加しました。月間アクティブ率はほぼ100%に達し、従業員の7割超が1日30分以上、平均48分の業務時間削減を実感しています。成功の鍵はツール導入ではなく、未利用者の底上げ、対面研修、管理職の理解促進を組み合わせた定着設計でした。
同社では、動画を見るだけの生成AI研修が実務利用につながらず、推進方法を全面的に見直しました。メール作成や文書のテキスト化など、身近な仕事を扱う対面ワークショップを約500人に23回実施。さらに管理職教育と利用状況の可視化を重ね、生成AIを「一部の詳しい人の道具」から全社の日常業務へ広げました。
その起爆剤となったのがGemini Notebookです。3,000を超える規則・技術要領のFAQ化、教育動画、決算書の比較、社史の草案作成など、社内資料に基づく具体的な用途が信頼につながりました。この事例が示すのは、AIへの抵抗感は説明ではなく、自分の仕事が楽になる小さな成功体験によって変わるということです。
<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
AI活用の中心は、文章作成の時短から、問い合わせ対応・教育・資料比較といった一連の業務プロセスの再設計へ広がります。管理部門では「個人が便利に使う」だけでなく、部門共通のAI活用環境を作れるかが生産性を左右します。
【バックオフィスが押さえるべきポイント】
AI研修は、機能説明よりも「自分の仕事のどこで使うか」を体験できる設計が重要です。全社員へ同じ研修を配るのではなく、経理、人事、法務など職種別の頻出業務に結び付けることで定着率が上がります。
【今日からの5分トライ】
あなたが今月、同じ内容を2回以上説明した問い合わせを1つ書き出してください。その説明に使った規程や資料がそろっていれば、部門共通のAI・FAQ化に向く業務候補です。
【中長期でこうついていく道筋】
最初は規程検索や文書作成から始め、FAQ、教育、資料比較、業務アプリ、AIエージェントへ段階的に対象を広げます。各段階で成功事例を共有し、効果が確認できた用途を他部署へ横展開していきます。
<出典>
出典:キーマンズネット・2026年8月21日
https://kn.itmedia.co.jp/kn/article/2608/21/1260821044/
ISAOの管理部門のAI導入事例
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