<ニュース概要>
今週のOpenAI関連では、日々のPC操作を仕事の記憶へ変える新機能から、Codexの急速な普及、最上位モデルの高速化まで、AIが「答える存在」から「仕事を継続的に支える基盤」へ進んでいることを示す発表が相次ぎました。

 

1.【注目】PC操作を仕事の記憶に変える「Computer History」

ChatGPTのmacOS向け新機能「Computer History」は、クリックや入力、アプリの切り替えといった操作履歴を、ChatGPTやCodexが参照できる記憶とタイムラインに変換します。しばらく離れていた仕事の続きを確認したり、最近扱っていた資料を探したり、1日の作業を振り返ったりできるようになります。さらに、繰り返し行っている仕事を見つけると、スキルや自動化として再利用する提案も可能です。画面のスクリーンショットや音声は記録せず、対象アプリの選択、収集の一時停止、履歴の確認・削除も利用者側で管理できます。

出典:OpenAI公式ドキュメント・2026年8月
https://learn.chatgpt.com/docs/customization/computer-history

 

2. Codexのアクティブユーザーが1,500万人を突破

OpenAIのコーディングエージェント「Codex」のアクティブユーザーが1,500万人を超えました。7月のGPT-5.6公開後に利用拡大が加速しており、OpenAIは節目に合わせて利用制限をリセットしています。開発者向けツールとして始まったCodexが、資料作成やデータ処理、業務自動化など、幅広い仕事を実行するエージェントへ広がっていることを示す数字です。企業側では、利用者数だけでなく、権限管理や成果物のレビュー方法を含む運用設計が次の論点になります。

出典:ITmedia AI+・2026年8月13日
https://www.itmedia.co.jp/aiplus/article/2608/13/2000000525/

 

3. GPT-5.6 Solを最大14倍高速化する「Ultrafast」

OpenAIは、GPT-5.6 Solを標準処理と比べて最大14倍高速に動かす「Ultrafast」を限定プレビューで公開しました。最大750出力トークン/秒に達し、障害対応、金融リサーチ、複数の情報源を横断する調査など、待ち時間が業務価値を左右する場面を想定しています。従来は高速性を優先すると小型モデルを選ぶ必要がありましたが、高い知能とリアルタイム性を両立する方向へ進みつつあります。管理部門でも、月次決算中の調査や経営会議直前の分析など、短時間で何度も検証を回したい業務への活用が期待されます。

出典:OpenAI・2026年8月
https://openai.com/index/previewing-ultrafast/