こんなにテクノロジーが進化しても、翌月10日までに試算表を見られる会社が23.6%というのは驚きです。まさにそれを解消するために、AIを前提にした業務設計をし、決算を早期化することは、非常に良いアプローチではないかと思っています。
<ニュース概要>
Bottinoが2026年9月14日に公表した調査(従業員1〜99名の会社の経営者・役員539名、インターネット調査)によると、試算表を毎月作り、翌月10日以内に確認できている会社は全体の23.6%で、年商30億円以上でも43.2%にとどまりました。一方、試算表を毎月作っている割合は、年商3億〜5億円で80.0%、30億円以上で83.8%と高く、「作ってはいるが、使える時期に見られていない」会社が多いことが分かります。経営者が今後ほしい支援の1位も「月次試算表をより早く作成・確認したい」(26.2%)でした(数字はいずれも同社の調査値)。
<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
月次の締めの早さは、人数よりも、仕訳・突合・チェックをどこまでAIに寄せられるかで決まるようになります。経理の仕事は「締めて出す」ことから、「早く出した数字について、何をどこまで確認したかを説明する」ことへ重心が移ります。
【バックオフィスが押さえるべきポイント】
早期化の近道は、作業を急がせることではなく、確認の観点を先に決めておくことです。何を見れば十分かが決まっていれば、一次チェックをAIに任せ、人は例外だけを見ればよくなります。上場を目指す会社では、この「速さ」と「確認の記録」が、そのまま審査や監査での説明材料になります。
【今日からの5分トライ】
前月の月次決算で、締め日から試算表を出すまでに何日かかったか、その間でいちばん日数を使った作業は何だったかを1つ書き出してみてください。
【中長期でこうついていく道筋】
いちばん時間のかかる作業1つについて確認の観点を書き出し、AIに一次チェックをさせて日数を測ります。縮まったら次の作業へと範囲を広げ、最終的には「翌月何営業日で、何を人が判断したか」まで説明できる締めにしていきます。
<出典>
出典:Bottino株式会社「試算表・決算書の経営活用実態調査」(PR TIMES、2026年9月14日)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000096926.html
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