非エンジニアでも作れる時代になり、実務が分かっていてAIで仕組みを組める人を大企業が増やそうとしている中、中小企業でもこういうことをしていかないと、本当に仕事がなくなる可能性があるんじゃないかなと思っています。

 

<ニュース概要>
みずほフィナンシャルグループが、営業や事務の社員をAIの開発担当に配置換えします。対象は傘下の銀行・証券の社員5万人で、11月からまず数十人を配置換えし、10年後に数千人規模を目指します。希望者を優先し、管理職経験のあるベテランも含めて全世代から選びます。
進め方のポイントは、研修期間の短さです。専門教育は3カ月で、以前はAIの基礎を身につけるだけで1年半ほどかかっていましたが、生成AIが開発作業を支援するため、高度な知識がなくても携われるようになりました。研修を終えたらすぐに実務を任せ、融資判断の資料や顧客への提案書を自動で作るAI、資産運用の相談や口座開設を案内する対話型AIなどを開発します。
外から採らずに社内で育てる理由は2つです。AI人材の転職求人倍率は2025年末時点で10倍を超え(人材サービスのレバテック調べ)、採用が難しいこと。そして、現場の業務に詳しい社員が作るほうが、実務に合ったAIになることです。一方で、AIの活用により今後10年で事務の業務を最大5,000人分減らす計画も示しており、「減らす」と「作る側に回す」が同時に進んでいます。

 

<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
バックオフィスの業務は、これから徐々に「AIが処理する前提」で設計し直されていきます。そのとき残るのは、AI前提で組まれた仕組みを守り、「どこで誰が判断し、なぜこの結果で正しいのか」を監査法人や経営陣に説明責任をもって話せる人です。それ以外の、決まった手順をこなす作業は、抽象的に言えば少しずつAIに置き換わっていくのではないかと考えています。

 

【バックオフィスが押さえるべきポイント】
これからのバックオフィスに求められるのは、AIを「使える」ことではなく、AIで業務を「設計できる」ことです。自分の業務を分解し、AIに任せる部分と人が判断・確認する部分を切り分けて組み立てられるようになっておいたほうがいい、というのがこのニュースから読み取れる一番のポイントです。

 

【今日からの5分トライ】
自分が毎月くり返している作業を3つ書き出し、それぞれ「入力するもの」「判断するところ」「出来上がるもの」に分けてみてください。この分け方ができた作業が、そのままAIで組み直せる候補になり、あなたが「作る側」に回る最初の一歩になります。

 

【中長期でこうついていく道筋】
まずは自分の担当業務(経理財務なら月次決算や支払など)をAI化して効率化します。次に、そこで溜まったナレッジ、つまり「どう分解し、どこを人が見るか」の型を、隣の業務や他の部署へ横展開していきます。この横展開ができる人材がいれば、バックオフィス全体がより効率化し、空いた時間を分析や経営判断の支援といった、より価値の高い仕事に回せるようになるはずです。

 

<出典>
出典:日本経済新聞・2026年10月15日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB0722M0X01C26A0000000/

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