ついに、AIが働くことを前提に管理部門を作る取り組みが出てきました。既存業務を後からAI化するのは非常に大変です。最初からAIが業務を担う前提で、組織や仕事の流れを作り直すことが、今後のコーポレート変革の肝になると思います。今回、まず経営分析の領域でその効果が示されたことは、「コーポレート業務はAI化できる」という具体的な実証です。

 

<ニュース概要>
NECは、部門長から社員まですべての役割をAIが担う「コーポレートAI・Workforce部門」を新設しました。AI部門長、AIボード、AIマネージャー、AI社員の4階層で構成され、経営分析・シミュレーション・リスク予兆検知を一貫して実行。1カ月の実証では、業務時間を約7分の1に短縮しています。

 

<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
管理部門では、既存の仕事を一つずつAIへ置き換えるだけでなく、最初からAIが業務を担う前提で、組織と仕事の流れを作り直す動きが始まっています。今後は、人が行ってきた手順をそのままAIに覚えさせるのではなく、AIが担当する業務、人が判断する場面、必要なデータや権限をゼロから設計する形が増えていくでしょう。

 

【バックオフィスが押さえるべきポイント】
既存業務をそのままAIへ渡そうとすると、複雑な手順や例外処理まで引き継ぐことになり、導入が難しくなります。重要なのは「今の仕事をどうAI化するか」ではなく、「AIが担当するなら、そもそもどのような業務設計にするか」です。

 

【今日からの5分トライ】
自分の業務を一つ選び、「人が行う作業」「AIへ任せられる作業」「人の承認を残す作業」の三つに分けてメモしてください。既存作業の効率化ではなく、役割分担を設計し直す入口になります。

 

【中長期でこうついていく道筋】
まずは経営分析や定型レポートなど、結果を人が検証しやすい業務から始めます。そこで得た判断基準や運用ルールを蓄積し、予算管理、リスク管理、経理、人事などへ段階的に適用範囲を広げていきます。

 

<出典>
出典:NEC・2026年8月10日
https://jpn.nec.com/press/202608/20260810_01.html