いかに”長い時間かかる仕事”をAIに任せるか——という段階に入ってきました。その”頼み方(委任のしかた)”には技術的なコツがあり、ここを伸ばせるかどうかが今後の管理部の分かれ目になります。実データで裏づけられた、参考になる一本だと思います。

 

<ニュース概要>
OpenAIらが公開した論文「The Shift to Agentic AI」。まず前提として、Codex(コーデックス)はOpenAIのコーディング/自動化エージェントで、いわばChatGPTの”手を動かす実行役”——Anthropicの「Claude Code」に相当するツールです。その社内利用が、これまでのChatGPTの業務利用をほぼ置き換えました。注目は”重さ”で、8時間超かかる仕事を任せる個人が年初比ほぼ10倍に。5つ以上のエージェントを同時に回す人も現れ、法務職の出力は13倍、研究者は50倍超に増えています。上手い人ほど「細かく会話せず、最初にまとめて重い依頼を投げて後から直す」——”相談”から”委任”へと働き方が移ったことを示す実データです。

 

<あなたが明日からできること>
【バックオフィスはこう変わる】
一人が同時に複数のAI(エージェント)を走らせ、”自分で作業する人”から”複数の作業を差配する人”へと変わっていきます。管理部の一人当たり処理量の天井が上がり、少人数で回せる仕事の範囲が広がります。

 

【バックオフィスが押さえるべきポイント】
差がつくのは”任せ方”のうまさです。「最初に重い依頼をまとめて投げ、後から直す」という依頼の型そのものが、これからの管理部の基礎体力になります。ツールの性能より、委任のスキルが成果を分け始めています。

 

【今日からの5分トライ】
普段”半日仕事”だと思っている作業を1つ選び、細かく指示せず「まとめて全部やって」と一度AIに丸投げしてみてください。5分で”委任”の感覚がつかめます。

 

【中長期でこうついていく道筋】
AIにうまく任せられる人を計画的に増やしていきます。依頼設計(頼み方)と検収の型を研修や社内共有に乗せて標準化し、属人的な巧拙を組織の共通スキルへと育てるのが、中長期の道筋です。

 

<出典>
出典:arXiv「The Shift to Agentic AI: Evidence from Codex」・2026年
https://arxiv.org/abs/2606.26959

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