■ 結論:毎日Claudeを使っている方でも、意外と「PCのフォルダをClaudeにつないでいない」ことがあります。やることは1つだけです。デスクトップにフォルダを1つ作り、プロジェクトからそのフォルダを参照させる。これをやるかどうかで、同じClaudeでも使い勝手がまるで変わります。しかもプロジェクトは増やさず、1個に集約してください。

 

■ 実際にあった話

先日、毎日Claudeを立ち上げて使っている方に、画面を共有していただきました。調べ物、資料の構成づくり、アシスタント代わり——かなり使い込んでおられます。それでも「持っている機能の何割を使えているのか分からない」とおっしゃる。

見せていただいて、いちばん驚いたのがここでした。フォルダを1つもつないでいなかったのです。作業のたびに手元のファイルをチャットに投げ、出てきたものをダウンロードする。それを毎回くり返しておられました。

これは能力の問題ではありません。最初の一歩を誰も教えてくれないだけです。

 

■ やることは3つだけ

1. PCのデスクトップに、フォルダを1つ作る。名前は「〇〇マーケティング」でも「〇〇の仕事」でも構いません。中身は空でいい。
2. Claudeで新規プロジェクトを作り、「フォルダを使用」で、いま作ったフォルダを選ぶ。
3. アクセスを聞かれたら「常に許可」を押す。

これだけです。以降、そのフォルダの中にあるものはすべてClaudeが読めますし、作ったものもそこに置かれます。「常に許可」が不安なら、フォルダごと別の場所にコピーを取っておけば済む話です。

 

■ 中の仕切りは、自分で考えずAIに作らせる

フォルダを作ったら、次は中身の整理です。ここも自分で悩まなくて構いません。

自分が抱えている仕事を、10個くらい声で読み上げるだけです。「日々のコンバージョン、来店予約、資料請求、レンタル申し込み、オンライン相談申し込み——これでサブフォルダ構成を作って」。それで構成案が出てきて、そのまま作られます。

あとは、これまで各業務で使ってきた資料を、対応するサブフォルダに放り込んでおく。次からは「ここを見て分析して」で通じますし、成果物もその中に溜まっていきます。

 

■ プロジェクトは、増やさず1個に

もう1つ大事なのがこれです。用途ごとにプロジェクトを作りたくなりますが、増やすほど「今日はどこでやるんだっけ」と考える手間が増えます。

おすすめは、自分の名前を冠したフォルダを1つ作って、その下をサブフォルダで分ける形です。試しに作った既存のプロジェクトも、中身をそのフォルダに移してしまえばそのまま使えます。

そして最上位のフォルダに、「自分はこういう作り方をしてほしい」「資料はこの文字数で」といった指示を置いておく。1か所に書けば、配下の仕事すべてに効きます。私自身は、自社用フォルダを1つと、あとは顧客ごとに1つずつ、という分け方で回しています。

なお第12回で「記憶はプロジェクトごとに溜まる」という話を書きました。今回はその手前、その箱を実際にどう作るかの話です。

 

■ まとめ

・毎日使っていても、フォルダをつないでいない人はかなり多い。能力ではなく最初の一歩の問題
・やることは3つ。デスクトップにフォルダを作る/プロジェクトから参照させる/「常に許可」を押す
・中の仕切りは自分で考えない。抱えている仕事を声で10個ほど並べて「サブフォルダ構成を作って」
・既存の資料は対応するサブフォルダに放り込む。次から「ここを見て」で通じる
・プロジェクトは増やさず1個に集約。最上位に「こうしてほしい」を置けば配下すべてに効く

 

置き場所を決めるまでが準備で、決めた後は全部が速くなります。まずデスクトップに、空のフォルダを1つ。

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