※2026年5月8日に追加された新機能
・Period over Period Analysis:月次、四半期、前年比などの財務的な差異を分析して説明します。
・Variance criteria Plan summary:自然言語で指定した差異分析の条件に対し、AIが実行する分析手順のアクションプランを要約して提示します。
※1. 利用するための要件
Finance agentsを利用するには、以下のライセンスや環境が必要です。
・ライセンス:Microsoft 365、Microsoft Copilot Studio
・ユーザー要件:Microsoft Entra IDのネイティブユーザー(外部ユーザーは不可)
・インフラ要件:Power Platform管理センターで「Dataverse」が有効な環境
・ERP要件(Outlook連携時):Dynamics 365 Finance(v10.0.38以降のTier 2環境)、Dynamics 365 Business Central、またはSAPなど
※2. セットアップの手順
管理者とユーザーによる環境構築とアドインのインストールが必要です。
・バックエンドの構築(管理者):Power Platform管理センターでDataverse環境を作成し、Copilot StudioからFinance Agentsソリューションをインストールしてユーザーを追加します。
・ERP連携(管理者):Outlookの債権回収エージェントを利用する場合は、Dynamics 365やSAP、カスタムコネクタを使用してERP統合を構成します。
・アドインのインストール:管理者がMicrosoft 365管理センターから一括デプロイするか、ビジネスユーザー自身がMarketplaceから「Finance in Microsoft 365 Copilot」をExcelやOutlookにインストールします。
※アドインがアプリに表示されるまで最大6時間かかる場合があります。
※3. アプリ別の利用画面とできること
【Excel】財務データ照合(Financial Reconciliation agent)
利用画面:Excel内の「Finance agents sidecar(サイドパネル)」として表示されます。
できること:
・AIによるデータマッピング:2つのテーブルを選択すると、AIがデータ構造を分析し、照合ルールを自動提案します。
・照合レポートの自動作成:データを「完全に一致」「一致する可能性がある」「一致しない」に分類したレポートを作成します。
・トラブルシューティングと要約:生成AIが不一致の原因を分析して解決策を提案し、照合結果のサマリーを作成します。
【Outlook】債権回収プロセスのサポート(Collections in Outlook)
利用画面:Outlookのメール画面内に連携するアドインとして表示されます。
できること:
・ERPデータの直接参照:メール画面から離れずに、ERPシステムから顧客の残高や履歴情報を直接取得・要約します。
・メールの要約と作成:受信メールを要約し、顧客向けのプロフェッショナルな返信メール(督促など)をAIが下書きします。
・ERPへの直接更新:メールのやり取りで発生したアクションアイテムや支払い約束日などを、Outlookから直接ERPシステムに保存します。
【Copilot Chat】2026年5月の新機能(差異分析)
できること:
・Period over Period Analysis:月次、四半期、前年比などの財務的な差異を分析して説明します。
・Variance criteria Plan summary:自然言語で指定した差異分析の条件に対し、AIが実行する分析手順のアクションプランを要約して提示します。
参考記事:
Finance agents documentation | Microsoft Learn
https://learn.microsoft.com/ja-jp/copilot/finance/
