<ニュース概要>

日本ビジネスシステムズが、すでに Copilot Studio でエージェントとして作ってあった社内の仕組みを、Copilot Cowork の「自作スキル」に作り直す検証を公開しました。元のエージェントに書いた指示文をそのまま渡したところ、スキルはほぼ自動で生成され、人が追加で入力したのは参照先ファイルの置き場所だけ。出てくる結果は元のエージェント版と同等で、完成したスキルは ZIP ファイルとして書き出し、他のメンバーに配布できたとしています。注目したいのは、これがすべて Microsoft 365 の中だけで完結している点です。

 

<あなたが明日からできること>

【バックオフィスはこう変わる】
多くの会社では、すでに Microsoft 365 の中で安心して使える状態が整っています。その同じ環境の中で、一度作った仕組みを別の形に移したり、人に配ったりできるようになった意味は大きく、「新しいツールを入れて、また一からセキュリティを確かめる」という重たい工程を踏まずに、仕組みづくりを前に進められるようになります。

 

【バックオフィスが押さえるべきポイント】
押さえるべきは、ツールの名前を追いかけることではなく、自分たちの手順を「他人が読んで同じ結果を出せる文章」にできているかどうかです。安全に使える環境はもう手元にあるのですから、あとは中身さえ整えておけば、形はあとから何度でも作り直せます。むしろ「なんとなくこうしている」が残っている業務ほど、先に言葉にしておく価値が大きくなります。

 

【今日からの5分トライ】
自分が毎月くり返している作業を3つだけ書き出し、そのうち1つについて「どのファイルを見て、何を判断して、どこに出すか」を5行で書いてみてください。5行で書けたなら、それはもう Copilot に渡せる業務です。まずはそこから1つ、任せてみてください。

 

【中長期でこうついていく道筋】
いきなり大きな仕組みを狙わず、自分ひとりの反復作業から慣れていくのが、結局いちばんの早道です。「手順を書く → 任せてみる → 直す」を何度か回すうちに、どこまで任せられるかの肌感覚がついてきます。そうして書けた手順が増えてくれば、部署で共通して使えるものへ広げていけますし、外部に作ってもらった仕組みも自社側で引き取って手直しできるようになります。できることは着実に増えていますので、安全に使える環境があるうちに、どんどん触って慣れていきましょう。

 

<出典>
出典:JBS Tech Blog(日本ビジネスシステムズ)、2026年6月12日 https://blog.jbs.co.jp/entry/2026/06/12/091141

 

ISAO国際公認会計士事務所 加藤 勲
管理部門のAI導入を、説明責任の設計から支援しています。

ISAOの管理部門のAI導入事例

AIは、こうした小さな「動かない」でつまずきます。ISAOは、その先——実際の業務に
AIを乗せて回すところまでを、お客様の管理部門と一緒に進めています。

月次決算の工数を50%以上削減|東証グロース上場企業A社

少人数の経理財務部門で、決算業務を1本ずつAI化。外注に頼らず社内で決算を完結
できる体制をつくりました。(Claude Cowork/Microsoft 365 Copilot)

詳細はこちら

全社でAIを使わない日がない状態へ|医薬品・上場準備企業

ツールを配って終わりにせず、顧問として伴走。安全に使える環境の整備から
リテラシー向上まで。G検定の合格率は100%。

詳細はこちら

収益認識の判定をAIエージェント化|創薬支援CRO

月100件を超える契約の収益認識判定を、監査証跡を保ったままAIがドラフト。
ドラフト・レビュー工数を75%以上削減しました。

詳細はこちら

「AI管理部長」を数年かけて共同研究|東証上場のIT企業

管理部門の業務をAIが担う仕組みを研究。汎用LLMで足りる部分と、自社で作り込む
べき部分の線引きを実務で検証しています。

詳細はこちら