■ 結論:同じ「スキル」でも、アカウントに登録してClaudeに選ばせる形と、フォルダにファイルとして置いて「このファイルに従って」と指定する形の2つがあります。前者はどの会話からでも呼べますが更新に往復が要り、後者はその場で直せて必ず読まれます。育てている最中の作業は後者、固まった作業は前者が向いています。
■ 実際にあった話:ひとつの会話で5回直した
毎週回している市場調査のタスクがあります。調べて記事を書く、という手順はきちんと回っていたのですが、ある回で「前回とほとんど同じ内容になっている」という問題が起きました。
そこでその場で、ルールを足していきました。前週に書いたことは書かない。毎回必ず見る会社を決める。その会社に動きがなければ「特段の更新はありませんでした」と1行だけ書く。定点に加えたい候補を毎回提案する——。
会話をしながら5回直して、5回とも即座に反映されました。これができたのは、このスキルが「登録スキル」ではなく「フォルダに置いたファイル」だったからです。登録スキルだったら、毎回ファイルを作って送って保存して、という往復が5回必要でした。
■ 違いは「誰が呼ぶか」
登録スキルは、Claudeが自分で選んで発動します。会話の中身を見て「これは該当しそうだ」と判断したら勝手に読み込む。だから説明文に「〜と言われたときに必ず使うこと」とキーワードを書き込んでおきます。あれはClaudeに向けた発動条件の指定です。
もうひとつの形は、呼ぶ側がファイルの場所を指定して読ませます。定期実行の指示の中に「このファイルの型に従って」と書いておく。Claudeが選ぶのではなく、指定されているから読む。
■ どちらを選ぶか
いつ呼ばれるか分からない作業は、登録スキル。「請求書が来たよ」と言ったら勝手に動いてほしい、という類いのものです。
呼ばれる場所が決まっている作業は、ファイル。毎週火曜の定期実行から呼ばれる、と決まっているなら、登録する必要がありません。
そしてもうひとつ大事なのが確実性です。登録スキルはClaudeが選ぶので、説明文の書き方によっては呼ばれないことがあります。ファイル指定なら必ず読まれます。外れたら困る作業ほど、ファイルのほうが安全です。
■ おすすめは「まずファイルで育てて、固まったら登録する」
新しい作業の型を作るとき、最初から完成形は書けません。何回か回して、ずれたところを直して、だんだん形になっていきます。
その育てている期間はファイルで持つ。会話しながら直せるので圧倒的に速い。そして型が固まって、いろんな場面から呼びたくなったら、そのとき登録スキルに昇格させる。
逆に言うと、最初から登録スキルで作り始めると、育てるのが遅くなります。ここは意外と見落とされているところです。
■ まとめ
・スキルには「アカウントに登録する形」と「フォルダにファイルとして置く形」の2つがある
・登録スキルはClaudeが自分で選んで発動する。どの会話からでも呼べる
・ファイル方式は呼ぶ側が場所を指定する。その会話の中で直せて、必ず読まれる
・いつ呼ばれるか分からない作業は登録、呼ばれる場所が決まっている作業はファイル
・外れたら困る定期作業は、確実に読まれるファイル方式が安全
・育てている最中はファイル、固まったら登録に昇格させるのが一番速い
いつ呼ばれるか分からないなら登録、呼ぶ場所が決まっているならファイル。
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