<ニュース概要>
今週のGoogleは、AI検索の体験を一段引き上げる5つの新機能、社内テスト中だった「Remy」がGoogle I/O 2026で「Gemini Spark」として正式デビュー、月額9.99ドルの「AI健康コーチ」始動と、検索・パーソナルエージェント・ヘルスケアの3領域で攻めた1週間でした。

 

1.【注目】Google AI検索(AI Overview)に5つの新機能が登場

GoogleはAI検索(AI Overview)とAIモードに5つの新機能を一斉投入しました。①「Explore new angles」で関連トピックや深掘り記事へのリンクをAI回答の末尾に提示、②購読中のメディアを「Subscribed」タグでハイライト表示、③公開掲示板やSNSから経験者の声をプレビュー、④AI Overview本文中に関連リンクを直接挿入、⑤リンク先サイトのプレビューを強化──と「AIが要約して終わり」から「AIが要約しつつWebに送り返す」設計に踏み込んだ更新です。AI検索による「ゼロクリック化」でCTRが落ちていたメディア・コーポレートサイトには、AI回答経由の流入を取り戻す導線が用意された格好で、自社コンテンツのGEO(Generative Engine Optimization)対策をいよいよ本気で考える局面に入っています。

出典:ケータイ Watch・2026年5月6日
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/2106721.html

 

2. Google、社内テスト中の「Remy」を「Gemini Spark」として正式発表

5月19日のGoogle I/O 2026で、社内テスト段階だった「Remy」が「Gemini Spark」として正式にお披露目されました。Gemini 3.5を基盤に、Google Cloud上の仮想マシンで24時間365日稼働する常駐型パーソナルエージェントで、Gmail・Docs・Sheets・SlidesといったWorkspaceに加えCanva・OpenTable・Instacartなど外部サービスとも連携します。メールの下書き、議事録から自動編集される「Daily Brief」朝刊、Google Docsへの会議ブリーフ自動生成、近い将来は購入手続きの代行まで、明示的な指示なしで先回りして動くのが特徴です。Google AI Ultraサブスクライバー向けに提供開始で、AnthropicのClaude Managed AgentsやOpenAIのWorkspace Agentsと真正面から競合する位置取りになります。

出典:TechCrunch・2026年5月19日

Google introduces Gemini Spark, a 24/7 agentic assistant with Gmail integration, at IO 2026

 

3. Google、月額9.99ドルの「AI健康コーチ」をローンチ

GoogleはGeminiを基盤にしたパーソナル健康コーチを5月19日に世界提供開始しました。Google Health Premium(月額9.99ドル/年99ドル)として、Fitbit・Pixel Watch等のウェアラブルデータと健康記録から、運動・睡眠・ストレスを統合分析し、24時間チャットで助言を返します。Google AI Pro・Ultraサブスクライバーは追加課金なしで利用可能、提供は200カ国以上と最初から大規模展開。同時にFitbitアプリは「Google Health」にリブランドされ、Fitbit AirのリリースとあわせてGoogleのヘルスケア事業全体が「AI起点」に組み替わりました。社員の健康経営・福利厚生に「AIコーチ枠」を入れるかどうか、人事側の検討材料として早めに視界に入れておくべき動きです。

出典:TechCrunch・2026年5月7日

Google’s $9.99-per-month AI health coach launches May 19