この日進月歩のAI社会。半年先を予想するのも難しいのが現状ではないでしょうか。(加藤 勲)
クラウド会計ソフト市場は、freee・マネーフォワード・弥生が三者三様の戦略でしのぎを削ってきました。ところが今、会計業界に50年身を置くベテランが「ここまで先が読めないのは初めて」と漏らすほど、業界はAIの直撃を受けています。自律的にタスクをこなすAIエージェントの台頭で「ソフトは不要になる」とまで囁かれ、Anthropicがそれをリリースした今年2月にはクラウド型ソフト各社の株価が軒並み下落。freeeもマネーフォワードもAI投資を急いでおり、次のスタンダードを誰が握るのか、ベテランですら予測できない地殻変動が起きています。
◆ AI時代への考察
ソフトウエアの価値が「機能を提供すること」から「業務を代行すること」へとシフトしつつあります。AIエージェントが当たり前になれば、私たちが選ぶのはツールではなく“任せられる相手”になり、業界の勝者も従来の延長線上では測れなくなるでしょう。
◆ 管理部の視点から
一方で、AIが自律的に仕訳や処理を行うようになると「誰が承認し、誰が責任を持つのか」という統制設計が一気に重くなります(※内部監査・J-SOXの観点)。便利さに飛びつく前に、AIの判断に人間がどう関与するか(HITL=Human in the Loop)のルールを管理部主導で決めておく必要があります。
出典:週プレNEWS(2025/5/27配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/06c350c17e6ed482cf17a4d0cec2aa42cbee043b
