やはりまだアンスロピックと米国は対立しているようですね。

 

<ニュース概要>
米国「戦争省」(旧国防総省)は2026年5月1日、SpaceX・OpenAI・Google・NVIDIA・Reflection・Microsoft・AWS・Oracleの8社と、機密ネットワーク(IL6/IL7)へのAI展開合意を締結した。公式AIプラットフォーム「GenAI.mil」はすでに130万人の国防省職員が利用し、わずか5ヶ月で数千万件のプロンプトが処理されている。唯一除外されたAnthropicは、軍事利用における安全ガードレールの設置を求めたことがトランプ政権との対立につながった。軍の「AI-first化」は、もはや構想ではなく現在進行形の実装段階に入った。

 

<AI時代への考察>
AI企業の価値観と国家安全保障の要請がぶつかる場面が今後ますます増える。Anthropicの除外は「安全性への配慮が商業機会の損失につながりうる」という現実を突きつけた。一方で、無条件に軍事利用を受け入れた企業が長期的なレピュテーションリスクを負う可能性もあり、AI企業は「どこと組み、何を断るか」という倫理的経営判断を迫られる時代に入った。

 

<管理部の視点から>
軍が130万人にわずか5ヶ月でAIを展開したスケール感は、管理部門にとって「全社AI展開のロールモデル」として参考になる。「試験的導入→段階拡大」ではなく、インフラとして一気に全社展開し、ガバナンスを並走させるアプローチの効果を示した事例だ。自社でのAI全社展開を検討する経営企画・情シス担当者は、導入スピードを優先した設計の有効性を今回の事例から読み取れる(※経営企画・情シス的には、Copilot等の全社ロールアウト計画の見直しを検討したい)。

 

<出典>
出典:U.S. Department of War 公式プレスリリース(2026年5月1日)
https://www.war.gov/News/Releases/Release/Article/4475177/classified-networks-ai-agreements/