<ニュース概要>
Googleが年に一度の大きなイベントを開催し、AIモデルから開発・制作ツールまでが一気に刷新されました。共通するのは「AIが手を動かし、人は段取りと判断に回る」という流れです。前半は”作る側”のアップデート7本を、注目のAntigravity 2.0からご紹介します。

 

1.【注目】Google Antigravity 2.0|”チームで動くAI”——Claude Coworkを追うGoogleの一手
エージェント前提で作り直された開発環境で、最大93体のAIが司令塔のもと並行して開発を進めます。1体に頼むのではなく、”部下を生んでチームで片付ける”発想です。いま話題のClaude Cowork(AIが実務をまるごと代行する流れ)を、Googleが開発領域で追いかける動きと見てよさそうです。自然な日本語で指示できるため、いずれ管理部門でも「定型業務をAIチームに任せる」入口になり得ます。

 

出典:Google公式ブログ・2026/5/19
https://blog.google/innovation-and-ai/technology/developers-tools/google-io-2026-developer-highlights/

 

2. Gemini 3.5 Flash|”速い・安い・賢い”が主力モデルに昇格
これまで軽量版だった「Flash」系が、フラッグシップ級の賢さを備えて主力モデルに格上げされました。コーディングやエージェント系のベンチマークで前世代のProを上回り、出力速度は他の最前線モデルの約4倍とされています。コスト・速度・精度の三拍子がそろい、日々の業務を任せる”主戦力”になりそうです。社内でAIを使い倒すほど、この「安くて速くて賢い」の効きは大きくなります。

 

出典:Google公式ブログ・2026/5/19
https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/gemini-models/gemini-3-5/

 

3. Google AI Studio|自然言語でアプリを数分で生成
ブラウザ上のAI Studioで、自然言語の指示から本番品質のコードを生成し、Androidアプリを数分で作れるようになりました。ブラウザ内で動作確認まででき、Workspaceのデータと連携したダッシュボードなども構築可能です。「作る」のハードルが大きく下がり、現場の小さな業務ツールを自前で用意しやすくなります。

 

出典:TechCrunch・2026/5/19

Google’s AI Studio now lets anyone build Android apps in minutes

 

4. Gemini Omni|物理法則を理解する動画生成(日本語対応)
画像・音声・動画・テキストを自在に入力できる新しい動画生成モデルで、”動画版NanoBanana”とも呼ばれています。奥行き・光・重力といった物理を内部的に理解し、自然な映像表現が可能です。会話形式で「ここを直して」と指示すれば、場面やキャラクターの一貫性を保ったまま編集できます。広報・採用・研修などの動画制作のコストと時間を一段下げる一手です。

 

出典:Google公式ブログ・2026/5/19
https://blog.google/innovation-and-ai/technology/ai/google-io-2026-all-our-announcements/

 

5. Google Flow|動画編集ツールを”バイブコーディング”で自作
対話するだけで、自分専用の動画編集ワークフローやアプリを組み立てられるようになりました。ブレストから編集まで各工程にAIが付き、並走してくれます。Android向けモバイルアプリ(ベータ)も登場し、外出先でも制作が進められます。「完成品を使う」から「自分の道具を作る」へと、制作の発想が変わりつつあります。

 

出典:Google公式ブログ・2026/5/19
https://blog.google/innovation-and-ai/models-and-research/google-labs/flow-updates/

 

6. Managed Agents|クラウドで常時稼働する法人向けエージェント
環境構築なしで、クラウド上にAIエージェントを立ち上げて常時稼働させられる法人向け機能です。Gemini API経由の単一呼び出しで、隔離された環境で推論・ツール実行・コード実行までこなします。社内システムと連携させやすく、「24時間動く担当者」を業務に組み込むイメージです。前出のAntigravityと並び、”常駐するAI”への流れを後押しします。

 

出典:Google公式ブログ・2026/5/19
https://blog.google/innovation-and-ai/technology/ai/google-io-2026-all-our-announcements/

 

7. AIプラン再編|最上位Ultraを200ドルに値下げ+5段階に再編
料金プランがFree/Plus/Pro/Ultra(新設)/Ultra最上位の5段階に再編され、従来250ドルだった最上位Ultraは200ドルへ値下げされました。さらに「1日◯回」という上限を、5時間ごとにリセットされる計算量ベースの仕組みへ変更し、使い勝手が柔軟になっています。高機能AIの単価が下がる流れは、社内導入の費用対効果を考えるうえで見逃せません。

 

出典:The New Stack・2026/5/20
https://thenewstack.io/google-ai-ultra-pricing/

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