会計士としては耳が痛い話です。。。

 

 

<ニュース概要>
KPMGが自社監査人のGrant Thorntonに対し、AI活用による効率化を根拠に監査報酬の値下げを要求し、14%(約$59,000)のディスカウントを実現しました。しかしこの成功は、KPMG自身のクライアントにも同じ論理で値下げを迫られるリスクをはらんでいます。Goldman SachsとAnthropicの提携やSalesforce Agentforceなど、会計・財務AIの商品化が進む中、専門サービスの「お値段」は大きな転換点を迎えています。

 

 

<AI時代への考察>
「AIで効率化した分だけ値下げせよ」という要求が通った瞬間、専門家の価値は”時間単価”から”成果単価”へとシフトを迫られます。これはAIが専門サービスの価格決定メカニズムそのものを変え始めたサインであり、監査に限らずコンサル・法務・税務すべてに波及する構造変化です。

 

 

<管理部の視点から>
外部委託先(監査法人・税理士・社労士等)との契約更新時に「AI活用による効率化」を価格交渉のカードとして使える時代になりました。一方で、自社がサービス提供側でもある場合は同じ要求を受ける覚悟が必要です。※経理的には、監査報酬の妥当性検証にAI活用度を評価軸に加えることが今後のスタンダードになるかもしれません。

 

 

<出典>
出典:TheStreet・2026年2月9日
https://www.thestreet.com/technology/big-four-accounting-firms-bold-demand-is-a-warning-about-ai-adoption