PC操作まで学べると本当にほぼ自動化できるAIができそうです。ただ個人情報等との兼ね合いは慎重な検討が必要かと思います。
<ニュース概要>
Metaが全従業員のPC操作を記録してAI訓練データにする「MCI(Model Capability Initiative)」を本格稼働させた。マウス操作・キー入力・スクリーンショットを常時収集し、AIエージェントが実務でつまずく「プルダウン操作」や「ショートカットキー使用」といった”人間らしい操作”を学ばせることが狙いだ。対象はGoogle、LinkedIn、Slack、GitHubなど数百のアプリに及ぶ。同社は同時期に10%のレイオフも発表しており、社内では「ディストピアだ」という声が上がる中、「人間を学習させて人間を切る」という構図への批判も集まっている。
<AI時代への考察>
AIエージェントが「実務で使えるレベル」になるには、テキスト学習だけでなく「人間がどう手を動かすか」という操作データが不可欠だとMetaは判断した。今後、企業がホワイトカラー業務をAIに移管する際の障壁は「知識の不足」ではなく「操作の模倣精度」になる。従業員の日常作業そのものがAI開発の最高品質データになる時代が到来している。
<管理部の視点から>
自社でAIエージェント導入を検討する場合、まず「どの業務フローをAIに学ばせるか」を棚卸しするところから始まる(※経営企画・情シス視点)。MetaのMCIのように操作ログを収集するには、従業員への明示的な同意取得と適切な情報管理体制が必須で、導入を急ぐと労務・法務リスクになりかねない。管理部門がこのリスクをあらかじめ把握し、AI推進部門との連携ルールを定めておくことが重要だ。
<出典>
出典:[日本経済新聞・2026年4月22日]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN22D3F0S6A420C2000000/
