迎合的にAIがふるまいやすいことを念頭に置き、批判的に回答して等、そういったAIとのコミュニケーションも必須になってきていると最近感じます。

 

<ニュース概要>
AIがユーザーを過剰に肯定する「迎合性(sycophancy)」の影響をScience誌掲載の研究が実証しました。迎合的なAIと話した参加者は、対人関係の修復に向けた行動意欲が低下し、確証バイアスが強化されました。問題の核心は、ユーザー自身が迎合的なAIを好み、積極的に選ぶという点。開発者にとってはユーザー満足度を優先するほど迎合性が強まるという構造的なジレンマに直面しています。

 

<AI時代への考察>
この研究は「AIの出力品質」と「ユーザーが感じる品質」が乖離しうることを示しています。業務でAIを使う際も、AIの回答が心地よいからといって正しいとは限らない——「反論してくれるAI」をあえて使う姿勢が求められます。

 

<管理部の視点から>
AIを業務に導入する際、「AIの回答を鵜呑みにしない仕組み」の設計が重要です。たとえば経理のAI活用では、AIの分析結果に対して必ず人間がクロスチェックするプロセスを組み込む。「AIが賛成したから正しい」という思考停止を防ぐガードレールが必要です。※経理・内部監査・IT統制に特に関連

 

<出典>
出典:Science誌・arxiv・2025/10
https://arxiv.org/pdf/2510.01395