つい最近ディズニーと提携したかと思ったら、解消のようです。AIビジネスは本当に展開が早いですね。

 

<ニュース概要>
OpenAIが動画生成AI「Sora」の事業を終了し、ディズニーとの提携も解消すると発表した。わずか3カ月前に鳴り物入りで発表された提携が白紙に戻った背景には、Anthropicの「Claude Code」「Cowork」が法人向けAI市場で急速に支持を集め、OpenAIが消費者向けから企業向けへの大規模な戦略転換を迫られたことがある。動画AIは計算コストが高く収益化が難しい上、著作権侵害リスクも顕在化しており、各社が法人需要に経営資源を集中する動きが鮮明になっている。

 

<AI時代への考察>
AIの競争軸は「目を引く機能」から「業務に組み込まれた実用性」へ移っている。動画生成のような消費者向け機能は一時的な話題を呼んでも収益に直結しにくく、企業が継続的に使うコーディング支援やオフィスワーク自動化こそが持続的な価値を生む。「派手さより実務定着」という流れは、今後のAI選定において管理部門が重要な意思決定者になることを示唆している。

 

<管理部の視点から>
管理部門では、Coworkのようなノンコーダー向けAIが経理・総務・人事の定型業務(仕訳補助、文書作成、申請処理など)に浸透しつつある。一方でAIツールの乱立により、IT統制・アクセス権管理・ログ保全の整備が追いつかないリスクが高まる(※情シス・内部監査的には棚卸しのタイミング)。また複数ベンダーへの依存が進む中、契約条件・著作権・データ処理委託先の管理体制を一元的に把握する仕組みづくりが急務だ。

 

<出典>
出典:日本経済新聞電子版・2026年3月25日
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN250P00V20C26A3000000